【解説】社会福祉士が基礎研修を受けて成年後見人を受任するまで

基礎研修で学んでいること
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こんにちは!だいすけです!

このブログにお越し頂き、ありがとうございます!

今回の記事では、

「社会福祉士が基礎研修を受けて成年後見人を受任するまでの流れ」

をまとめてみました!

この記事では、

社会福祉士が基礎研修を受けて成年後見人を受任するまでの流れ

について解説をしています。

社会福祉士が成年後見人を受任するまでの流れを知りたいなぁ…

という方にとって参考になれば嬉しいです!

成年後見人受任までの流れはこちらです!

  1. 社会福祉士会に入会
  2. 基礎研修Ⅰを受講する
  3. 基礎研修Ⅱを受講する
  4. 基礎研修Ⅲを受講する
  5. 成年後見人材育成研修を受講する
  6. 名簿登録・申請を行う
  7. ぱあとなあ名簿登録を行う
この記事の根拠となる経験

・試験合格後に「社会福祉士会に入会
「基礎研修Ⅰ」 修了しました!(2021年度)
「基礎研修Ⅱ」 修了しました!(2022年度)
「基礎研修Ⅲ」 修了しました!(2023年度)

だいすけ
だいすけ

この記事の著者について

 現在:障がい者施設の生活支援員として勤務

 職歴:福祉用具専門相談員→ショートステイの介護職→生活支援員
 保有資格 社会福祉士、福祉住環境コーディネーター2級、3級FP技能士

 似顔絵を描いてくれた「福祉系イラスレーター”ぴーさん”のページはこちら>>」

【研修の学びを深めるために読んできた書籍】

\人権、面接技術、法律、etc…/
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ステップ1「社会福祉士会」に入会する

まずは、「社会福祉士会」に入会しましょう!

自宅や勤務先のある都道府県の社会福祉士会に

入会することになります!

※社会福祉士会に入会しなくても基礎研修は受講可能となっています。

社会福祉士会入会の流れについて

社会福祉士会への入会の流れは、以下の表の通りです。

入会申し込み書を請求する
必要事項を記入して、入会する社会福祉士会の事務局に送付する
会員ととして登録
入会すると、「生涯研修手帳」や「会員バッジ」が送られてきます
社会福祉士会入会の流れ

詳しくは、

「日本社会福祉会のホームページ 入会のご案内」をご確認ください。

日本社会福祉士会のホームページはこちら
→(https://www.jacsw.or.jp/csw/nyukai/

社会福祉士会の会員数はどれくらい?

公益財団法人日本社会福祉士会のホームページによると、

「43,124人(2022年3月31日現在)」となっています。

・参考ホームページ
https://www.jacsw.or.jp/introduction/kokaijoho/shibubetsukaiin.html

入会して感じたメリットについて

私は社会福祉士に合格した年から

社会福祉士会に入会しています!

私が入会して感じたメリットについて記事に書いてみました。

良かったらご覧ください!

社会福祉士会に入会して感じたメリットについて

・社会福祉士の知り合いが増えた!
・勉強する機会が増えた!
・自分の考えを持てるようになった!

\こんなメリットがありました!/
社会福祉士会入会のメリット

生涯研修制度について

社会福祉士会には、「生涯研修制度」というものがあります。

以下、生涯研修制度についての説明です。

生涯研修は、都道府県社会福祉士会に所属する会員(以下「会員」)が倫理綱領に基づいた相談援助活動が行えるように必要な知識、技術の専門性と倫理性を常に向上させるために生涯にわたって行う研修の呼称であり、生涯研修制度は、今日の社会福祉の課題を解決するために、会員の自己研鑽の継続性を確保し、研修を通じて会員相互の連携を図ることによって、会員及び本会の力量を向上していくことを目的としています。

「社会福祉士生涯研修手帳」より 公益財団法人日本社会福祉士会生涯研修センター 発行

社会福祉士いが自己研鑽をしていく上で、非常に心強い制度ですよね!

基礎課程について

生涯研修制度は、

  • 基礎過程
  • 専門課程

で構成されています。

そして、「基礎課程」はさらに

以下の三つの研修で構成されています。

基礎課程を構成する三つの研修
  • 基礎研修Ⅰ(きそけんしゅういち)
  • 基礎研修Ⅱ(きそけんしゅうに)
  • 基礎研修Ⅲ(きそけんしゅうさん)

基礎課程は、「基礎研修Ⅰ」から順番に

受講していくことになります。

「基礎研修Ⅰ」と「基礎研修Ⅱ」は同時に受講ができません

ですので、

基礎課程を終えるのに最低3年かかります。

3年間かけてじっくりと着実に学んでいきましょう!

基礎課程は「非会員」でも受講可能

基礎課程は、社会福祉士の資格者であれば、

受講可能となっています。(2023年5月現在)

ただ、会員の方の申し込みが優先される様です。

成年後見人養成研修は、会員のみ受講可能となっています。

基礎課程入会しなくても受講可能です
成年後見人養成研修会員のみが受講可能です

ステップ2「基礎研修I」を受講する

次に、「基礎研修Ⅰ(基礎研修いち)」を受講しましょう!

「基礎研修Ⅰ」とは?

「基礎研修Ⅰ」のねらいは以下の通りです。

社会福祉士生涯研修手帳からの引用です。

社会福祉士としての自覚を促すともに実践の基礎となる、価値・知識・技術について理解する。

「社会福祉士生涯研修手帳」より 公益財団法人日本社会福祉士会障害研修センター 発行
社会福祉士生涯研修手帳

社会福祉士生涯研修手帳は、社会福祉士会に入会したら送られてきました!

「基礎研修Ⅰ」を受講するには?

基本的には、自分が所属する社会福祉士会に

申し込みをすることになります。

研修の日程や申し込み方法などの詳しい案内は、

社会福祉士会のホームページ上に公開されています。(著者調べ)

研修は土日に実施されてきました

ホームページを要チェックです!

ですので、社会福祉士会のホームページをこまめに

確認されることをお勧めします。

申し込みの期限もありますので、研修の案内が掲載されていたら、

忘れないうちに、すぐに申し込みをされた方がいいと思います!

基礎研修にかかる費用は?

基礎研修にかかる費用については、別の記事にまとめました。

よかったらご覧ください!!

私は、基礎研修Ⅰ・基礎研修Ⅱ・基礎研修Ⅲを

受講してきました。

ここまでかかった費用について書いてみました!

クリックすると記事に飛びます

ステップ3「基礎研修Ⅱ」を受講する

「基礎研修Ⅰ」を修了したら、次は「基礎研修Ⅱ」を受講しましょう!

「基礎研修Ⅱ」のねらいは、以下の通りです。

社会福祉士として共通に必要な実践の基礎的知識や技術について学ぶ。

「社会福祉士生涯研修手帳」より 公益財団法人日本社会福祉士会障害研修センター 発行

「基礎研修Ⅱ」を受講するには?

こちらも基本的には、自分が所属する社会福祉士会に

申し込みをすることになると思います。

こちらも研修の案内は、ホームページ上に公開されていますので、

ホームページを確認し、案内に従って申し込むことになります。

受講の要件とは?

「基礎研修Ⅱ」を受講するには、

要件「基礎研修Ⅰ」を修了している

必要があります。

修了証について

また、基礎研修Ⅱの申し込みの際には、

「基礎研修Ⅰの修了証」を

メールなどに添付する必要がある場合があります。

私が申し込んだ時は、修了証をプリンターで読み込んでメールに添付しました!

ですので、事務局より修了証が送られてきたら

大切に保管をしておきましょう!

ステップ4「基礎研修Ⅲ」を受講する

「基礎研修Ⅱ」を修了したら、「基礎研修Ⅲ」を受講しましょう!

「基礎研修Ⅲ」のねらいは以下の通りです。

社会福祉士として共通に必要な知識・技術をふまえた、実践の展開を学ぶ。

「社会福祉士生涯研修手帳」より 公益財団法人日本社会福祉士会障害研修センター 発行

「基礎研修Ⅲ」を受講するには?

こちらも基本的には、自分が所属する社会福祉士会に

申し込みをすることになると思います。

こちらも研修の案内は、ホームページ上に公開されていますので、

ホームページを確認し、案内に従って申し込むことになります。

受講の要件とは?

こちらも「基礎研修Ⅱ」と同様に、「基礎研修Ⅲ」を受講するには、

要件・基礎研修Ⅱを修了している

必要があります。

ステップ5「成年後見人養成研修」を受講する

成年後見人養成研修は、以下の二つの研修で

構成されています。

研修名
成年後見人人材育成研修
名簿登録研修
成年後見人養成研修について

成年後見人人材育成研修を受講するには?

受講要件が以下の様に決まっています。

基礎課程とは違い、社会福祉士会に入会する必要があります1

(1)日本社会福祉士会の正会員である都道府県社会福祉士会に所属する社会福祉士

(2)次に挙げる a~c のいずれかを満たす者

a 日本社会福祉士会の基礎課程(基礎研修I~III)を修了している者
b 日本社会福祉士会の旧生涯研修制度の共通研修課程を 1 回以上修了している者
c 認定社会福祉士である者

(3)カリキュラムの全課程を出席できる者

加えて、都道府県社会福祉士会によっては、

以下のような独自の要件がある場合もありました。

  • 都道府県社会福祉士会の年会費未納がない者

社会福祉士会の年会費の未納は気をつけていきたいですね…

名簿登録研修を受講するには?

・「成年後見人人材育成研修が修了していること」

が要件となっています。

ステップ6 名簿登録・申請

名簿登録をするためには、

「ぱあとなあ名簿登録規定」によると

(1)本会の会員で、成年後見人養成研修(委託集合研修)の修了者
(2)本会の会員で、成年後見人養成研修(通信研修)の修了者
(3)本会の会員で、成年後見人養成研修(都道府県社会福祉士会研修)の修了者
(4)本会の会員で、名簿登録研修の修了者

一般社団法人富山県社会福祉士会「権利擁護センターぱあとなあ富山」 ぱあとなあ名簿登録規程 https://www.toyama-csw.org/wp-content/uploads/2022/10/【ぱあとなあ富山名簿登録規程】.pdf

となっています。

ステップ7 ぱあとなあ名簿登録・受任

ぱあとなあ名簿登録者数はどれくらい?

2021年4月での名簿登録者数は、「8202人」となっています。

・参考ホームページ「公益財団法人日本社会福祉士会」
 権利擁護センター「ぱあとなあ」ぱあとなあ受任状況(https://www.jacsw.or.jp/citizens/seinenkoken/juninjokyo/index.html

参考ホームページ

成年後見人受任までの流れを調べるにあたり、

こちらのホームページを参考にさせて頂きました。

・厚生労働省のホームページ
https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000831723.pdf

最後に

以上、社会福祉士が基礎研修を受講して

成年後見人を受任するまでの流れについて解説をさせて頂きました。

成年後見人を目指す社会福祉士の方にとって参考になれば嬉しいです!

一緒に成年後見人を目指していきましょう!

行動規範について

社会福祉士の行動規範について解説しました

社会福祉士として日々の実践で悩むことはないでしょうか?

そんな時に頼りになるのが…

「社会福祉士の倫理綱領・行動規範」

行動規範が私の「支援の軸」となっています!

下の記事では、私のこれまでの経験をもとに行動規範を解説してみました!

よかったらご覧ください!

だいすけ
だいすけ

この記事の著者について

 現在:障がい者施設の生活支援員として勤務

 職歴:福祉用具専門相談員→ショートステイの介護職→生活支援員
 保有資格 社会福祉士、福祉住環境コーディネーター2級、3級FP技能士

 似顔絵を描いてくれた「福祉系イラスレーター”ぴーさん”のページはこちら>>」

【研修の学びを深めるために読んできた書籍】

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