事例で解説!【社会福祉士の行動規範】

社会福祉士の行動規範について事例をもとに解説しました! 社会福祉士会
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初めまして!「だいすけ」です!

このブログにお越しいただきありがとうございます!

この記事はこんなこんな方におすすめ!

・「社会福祉士の行動規範」の事例を知りたい!

事例の現場について

私が経験してきた以下の現場経験をもとに、この記事の事例を書いています!

・高齢者介護→ショートステイの介護職
・障害者支援→施設入所支援の生活支援員

※私自身が経験したものだけでなく、私が見聞きした現場の事例をもとに、一部創作もあります。

だいすけ
だいすけ

この記事の著者について

 現在:障がい者施設の生活支援員として勤務

 職歴:福祉用具専門相談員→ショートステイの介護職→生活支援員
 保有資格 社会福祉士、福祉住環境コーディネーター2級

【成年後見人受任までに必要な研修について】

\詳しくをこちらをご覧下さい/

【研修の学びを深めるために読んできた書籍】

\人権、面接技術、法律、etc…/
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Ⅰ. クライエントに対する倫理責任

1. クライエントとの関係

1. クライエントとの関係

 社会福祉士は、クライエントの専門的援助関係を最も大切にし、それを自己の利益のために利用してはならない。

社会福祉士の行動規範

1−1

1−1 社会福祉士はクライエントに対して、相互の関係は専門的援助関係に基づくものであることをあることを説明しなければならない。

社会福祉士の行動規範

クライエントの関係は、援助をするための関係です。

そのことを、

クライエントが理解できるようにしっかりと説明する必要があります。

障害者支援の現場にて
職員を家族のように慕う利用者さん

施設に暮らすAさん(60代)は、ある職員さんを家族のように慕っています。その職員さんが勤務時間の終わりが近づくと、「帰っちゃいやー」と嘆いています。

利用者さんが職員のことを家族のように慕い、

頼りにしている関係性は素晴らしいことであると思います。

ですが、利用者さんと職員の関係は、

家族ではなく支援をするために形成されたものです。

「支援を行う」という目的があります

家族であれば、時間や目的など気にせず、一緒に過ごすことはできると思いますが、

支援を行うための関係であり、専門職の仕事として支援を行っています。

なので、限られた時間で行う必要があります

薄情と思われてしまうかもしれませんが、利用者さんには、

利用者さんが理解できるようしっかりと説明する必要があります。

2. クライエントの利益の最優先

2. クライエントの利益の最優先

社会福祉士は、業務の遂行に際して、クライエントの意思を尊重し、その利益の最優先を基本にしなければならない。

社会福祉士の行動規範

2−1

2−1 社会福祉士は、専門職の立場を私的に利用してはならない。

社会福祉士の行動規範

まず、「専門職の立場」とは一体どんなことを指すのでしょうか

書籍で確認してみましょう!

「専門職の立場」とは、専門的な教育や訓練を受け、技術や能力を持ち、行動の指針としての倫理綱領や行動規範を守り、社会的な責任を果たしていくことを意味します。

「三訂 社会福祉士の倫理 倫理綱領実践ガイドブック」公益財団法人日本社会福祉士会 編集
\ 参考にした書籍がこちらです! /
高齢者介護の現場にて
親戚が優先的に利用できるよう便宜を図る

とあるショートステイは稼働率が高く、キャンセル待ちの利用者さんもいらっしゃいます。

しかし、「親戚だから」という理由で生活相談員は、その親戚を優先して、ショートステイを利用できるようにしている。

※これは実際に経験したことではありません。

このようなことはあってはならず、

生活相談員という立場を、私的に利用しているからです。

3. 受容

 社会福祉士はクライエントに対する先入観や偏見を排し、クライエントをあるがままに受容しなければならない。

社会福祉士の行動規範
こんな先入観はないでしょうか?

・あの人は認知症だから○○はできない
・あの人は認知症だから説明しても理解できない 等々

無意識のうちに、勝手に想像してしまうことってありますよね

自分が育ってきた環境や学んできたこと、教わってきたなど様々な要因が重なり、

人それぞれ何かしらのステレオタイプが形成されていると思います

例えば、「認知症」と聞いて

あるひとは、

「認知症になるとできないことが多くなる」

ある人は

「認知症であってもできることはたくさんある」など

イメージすることは人によって違います。

そのイメージが正しい場合もあれば、違う場合もあると思います。

正しい知識を持つことはもちろん大切です。

社会福祉士にとって、それと同じくらい大切なことは、

「自分が何かしらの先入観や偏見を持っているんだ」という認識を持つことです。

3−1

3ー1 社会福祉士は、クライエントを尊重し、あるがままに受け止めなければならない。

社会福祉士の行動規範

3−2

3ー2 社会福祉士は、自身の価値観や社会的規範によってクライエントを非難・審判することがあってはならない。

社会福祉士の行動規範
障害者支援の現場にて
食事は「箸」を使って食べるべき?

自閉症と知的障害のある利用者さん(30代)。

この利用者さんは、箸だけでなく、手を使って食事をしています。

箸だけでなく、食べ物を手で掴みながら、食事を進めます。食事の終盤には、手でお皿を拭うようにして、お皿を綺麗にしています。

私には、「食事は箸を使って食べるもの」という固定観念がありました

学校でも、みんな箸を使い、給食を食べていました。

子供の頃は、

箸を綺麗に使えないのは、恥ずかしいことぐらいの認識を持っていました

ですが、大人になり、福祉の現場に入り、社会福祉士として勉強を進め、

利用者さんの支援にあたるように、このような認識を持っているのは、

間違いであると気づきました

4. 説明責任

 社会福祉士は、クライエントが必要とする情報を、適切な方法やわかりやすい表現を用いて提供しなければならない。

社会福祉士の行動規範
障害者支援の現場にて

利用者さんに自分の好きな夕食のメニューを選んでもらうときのこと。

口頭だけの説明だと、理解しにくいと思う方には、写真など視覚的に理解してもらっています

自閉症の方の特性の一つに「視覚優位」というものがあります。

ざっくり説明させていただくと、

「言葉の説明より映像の方が理解しやすい!」といった感じです

視覚優位の傾向のある方にとっては、目から入る情報の方が

ご本人にとってわかりやすい場合があります

そこで、例えば食事のメニューを選んでもらう際には、

写真を示しながら説明をして、選択してもらっています


知的障害・自閉症のある人への行動障害支援に役立つアイデア集65例

4−1

4ー1 社会福祉士は、クライエントの側に立って支援を行うことを伝えなければならない。

社会福祉士の行動規範

5. クライエントの自己決定の尊重

 社会福祉士は、クライエントの自己決定を尊重して支援しなければならない。

社会福祉士の行動規範

5−1

5−1 社会福祉士は、クライエントが自己決定の権利を有する存在であると認識しなければならない。

社会福祉士の行動規範
障害者支援の現場にて
発語のない利用者さんの自己決定

ある利用者さんは、発語がありません。

そのため、言語でのコミュニケーションができません。

言葉以外の手段で意思を推定し、自己決定の支援をしています。

Ⅱ 組織・職場に対する倫理責任

1. 最良の実践を行う責務

 社会福祉士は、所属する組織・職場の基本的な使命や理念を認識し、最良の実践をおこなわければならない。

社会福祉士の行動規範

1−1

1−1 社会福祉士は、所属する組織・職場における専門職としての使命と職責を認識しなければならない。

社会福祉士の行動規範
経営方針書を毎朝、輪読していた

平日の朝礼にて、全員で「経営方針書」を読んでいました

社会福祉士の多くは、なんらかの組織に属しながら、

仕事をしていることと思います

組織に属しているならば、その組織の理念や方針に従うことが求められます

組織に属しているから、安心して仕事ができるという側面もあります

お客さんや利用者からすれば、

「○○(会社名)の鈴木さん」のように、

その会社が持つブランドや信用を根拠に、仕事を頼んでいる場合もあると思います

ですので、その組織の一員である以上は、

まずは、その組織の方針に従うことが先決です

2. 同僚などへの敬意

 社会福祉士は、同僚や上司・部下の職責や専門性の違いを尊重し、敬意を払って接しなければならない。

社会福祉士の行動規範
「敬意を払う」とは?

相手に対する尊敬の気持ちや態度を行動などで表現すること

【参考文献】
「三訂 社会福祉士の倫理 倫理綱領実践ガイドブック」公益財団法人日本社会福祉士会 編集

「敬意を払う」ための行動の第一歩として「挨拶」が大事であると感じています

出勤時、退勤時はもちろんですが、廊下ですれ違った際などに

「お疲れ様です!」の一言を発するよう心がけています

利用者への支援は自分一人だけではできません

上司、部下、その他の職員さんが一体となって、協力しているからこそ

できるものですよね

「感謝の気持ちを持ち、敬意を払うこと」

敬意と言われると、どこか高尚な言葉に感じてしまい、何か特別な行為を

しないといけないのかなと思ってしまうかもしれません。

決してそんなことはなく、

「社会人として基本である挨拶をしっかり行う」

ことが大切であると思います

3. 倫理綱領の理解の促進

 社会福祉士は、自らが所属する組織・職場において本倫理綱領および行動規範が適切に理解されるよう働きかけなければならない。

社会福祉士の行動規範

3−1

3−1 社会福祉士は、所属する組織・職場において本倫理綱領に基づいた実践を行うことによって、専門性を示さなければならない。

社会福祉士の行動規範
障害者支援の現場にて
支援の根拠を考え続ける

・「社会福祉士の倫理綱領」「社会福祉士の行動規範」が確認できる書籍を職場のロッカーに置いておき、時間のある時に読み返し、自分の実践を振り返っています。

専門職として大切なスキルの一つとして

「支援の根拠を説明できるか」があると思います

「なんとなくやった」や「過去の経験をもとにやった」などは、

専門職であるならば避けるべきであると感じています

例えば、お医者さんに同じセリフを言われたら、

患者の立場であれば不安になりませんでしょうか

根拠を説明できないようなことをやられたら、

そのお医者さんを信用できないですよね

「なぜその支援をしたのか」

社会福祉士であるならば、常に考える必要があります

Ⅲ 社会に対する倫理責任

1. ソーシャルインクルージョン

 社会福祉士者は、あらゆる差別、貧困、抑圧、排除、無関心、暴力、環境破壊などを認識した場合は、専門的な視点と方法に良い、解決に努めなければならない。

社会福祉士の行動規範

1−1

1−1 社会福祉士は、あらゆる差別、貧困、抑圧、排除、無関心、暴力、環境破壊などに専門的な視点から関心を持たなければならない。

非正規雇用が多かった現場

私がかつて勤務していた会社は、非正規雇用の契約職員が圧倒的に多かった現場でした。

正規雇用の正社員は、管理者と数名の一般職員のみでした。

正規雇用と非正規雇用では、待遇に大きな差がありました。(当時)

このような環境であったため、

福祉の現場を支える職員の「貧困」について当時、よく考えていました。

生活に困窮するわけではないけど、余裕のない生活を強いられる給料。

非正規雇用であった私は、実家暮らしであったため、家賃がない分

なんとか暮らしていけました

同僚の中には、車を所持し、アパートを借りて、生活をしている人もいました

非正規雇用であると、家賃手当やボーナスがありません。

そのような待遇で、アパートを借りて暮らしているのは

すごいなと感じていました

「貯金ができるかできないかぐらいの暮らし」と彼は言っていました

「福祉の現場を支える若い人材への給料がこれでいいのか」

と私は感じます

昇給もありましたが、微々たるものです

手取りが低いままであれば、今後の人生設計をする余裕もないと思います

Ⅳ  専門職としての倫理責任

1. 専門性の向上

1. 社会福祉士は、最良の実践を行うため必要な資格を保持し専門性の向上に努めなければならない。

社会福祉士の行動規範

1−1

1−1 社会福祉士は、研修・情報交換・自主勉強会などの機会を活かして、常に自己研鑽に努めなければならない。

社会福祉士士の行動規範
自己研鑽の場としての「基礎研修」

社会福祉士会の基礎研修に参加した

社会福祉士の試験合格、自己研鑽の手段として、

私は社会福祉士会で実施されている

「基礎研修」を受講することにしました!

「基礎研修」について解説しました!

だいすけ
だいすけ

この記事の著者について

 現在:障がい者施設の生活支援員として勤務

 職歴:福祉用具専門相談員→ショートステイの介護職→生活支援員
 保有資格 社会福祉士、福祉住環境コーディネーター2級

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