倫理的ジレンマの解決方法
「日本介護福祉士会note」 より
日本介護福祉士会note編集部の記事の一つに、
倫理的ジレンマに遭遇した際の判断基準が示されていました
以下の4つです。
- 「自律尊重の原則」
- 「善行の原則」
- 「悪不履行(無害性)の原則」
- 「正義・公平の原則」
・参考にした記事「福祉・医療の現場でたびたび遭遇する「倫理的ジレンマ」って何?支援者としてどう向き合えば良い?」
・URL https://note.jaccw.or.jp/n/n71d655dacbd8
「ソーシャルワークの基盤と専門職」より
倫理的ジレンマに遭遇した際の
「倫理的判断過程」は以下のように解説されています
・倫理的ジレンマを構造的に把握する
ソーシャルワークの基盤と専門職[共通・社会専門] (最新 社会福祉士養成講座 精神保健福祉士養成講座 11
・倫理的判断で影響を受ける人や組織を把握する
・倫理的判断に必要な情報を把握する
・選択肢を考え、それぞれの影響を考える
・倫理的判断の指針をもとに、最善の選択肢を選ぶ
・複数で選択肢を再検討する
・最善の選択肢を決定し、その過程を記録に残す
・倫理的判断に基づき実践、モニタリング、評価し、記録に残す
論文を調査!
「Google Scholar」で
「倫理的ジレンマの解決方法」に関する論文をいくつか調査してみました!
「ソーシャルワーク実践における倫理的ジレンマを専門職としての成長へつなげるために: 初任者 PSW 」より
この論文では、初任者PSWの倫理的ジレンマの向き合い方について、
以下の三つのカテゴリーが抽出されていました。
・PSWとしての立ち位置や姿勢を貫く努力
・気持ちや感情のコントロール
・臨機応変な支援体制の構築
「社会福祉士養成における専門職倫理教育―先行分野を手掛かりに―」より
この論文では、ニュージランドの保育倫理綱領が紹介されています。
ーニュージランドの保育倫理綱領ー
1. もし集団として業務を行っていれば、ジレンマが何か検討し、そして、状況とジレンマの明確な概 要に同意しなくてはいけない
2. ジレンマに対処する時、主たる考えを明確にすることを心がける
3. その状況に対処するための選択肢を議論し、それらをリストアップする
4. それぞれの選択肢の順番を並び替え、その根拠となる価値を明らかにするためにも倫理綱領を参照する。
5. この状況で最も重要な価値を決定する
6. 問題の解決策を選択する指針として、これらの価値を用いる
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