福祉の仕事は、一人だけではできません
入所施設であれば、24時間切れ目なく利用者を支援する必要があります。
職員一丸となってチームになり協力していく必要があります。
利用者支援は集団で行なっているといっても過言ではないと思います。
さて、集団になると特有の心理状態が生まれるのは経験がある方も多いと思います
そこで、今回の記事では、
私が高齢者施設や障害者施設で経験してきた
「社会的促進」と「社会的手抜き」の具体例について解説しました
社会的促進とはどんな現象か?
まずは、
「社会的促進」の意味を確認してみましょう。
一人で作業するよりも、他の人と一緒に作業しているとき、あるいは単に見物する人がいるとき、また単に他の人が存在するだけでも、作業効率が向上することがある。こうした現象は、すでに十分に学習し、習熟している作業で生じやすく、社会的促進と呼ばれる。
社会福祉士養成講座編集委員会「心理学理論と心理的支援 第三版」中央法規出版株式会社
社会的促進の具体例
続いて、
私が経験してきた具体例です。
具体例1
レクリエーションの準備を数人の職員で行う
具体例2
施設の掃除を職員同時に行う
社会的手抜きとはどんな現象か?
こちらもまずは、
「社会的手抜き」の意味を確認してみましょう
習熟していたり、あるいは単純な作業であったりしても、綱引きのように集団で課題に取り組み、それぞれの人がどのくらい努力したかが目立たない状況だど、「自分1人ぐらい手を抜いても大丈夫だろう」「真面目にやる人ばかりではない」と感じて、本気で取り組まない社会的手抜きが生じやすい
社会福祉士養成講座編集委員会「心理学理論と心理的支援 第三版」中央法規出版株式会社
社会的手抜きの具体例
私が福祉施設で経験してきた社会的手抜きの具体例です
私自身も気をつける必要があり、
自戒の意味を込めて言語化し、記事にまとめてみました!
※批判や中傷の意図はありません!
具体例1
オムツやパット等の備品や消耗品の補充をやらない
利用者さんの支援に必要な備品や消耗品は多数あります
例えば、高齢者施設では
- オムツ
- パッド
が必須です
これらのものは、必要な時にすぐ使える場所に置いておき、
倉庫のようなスペースに、予備をストックしておくことが普通であると思います
具体例2
掃除をやらない
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