行事の新しいアイデアが求められる背景
障害者施設で行われる行事は、利用者や家族、地域の方々にとって楽しみなイベントです。
しかし、夏祭りやクリスマス会など、
毎年定番となっている行事だけでは新鮮味に欠けてしまうなんてことあり、
利用者の楽しみが半減してしまうこともあります。
【障害者施設における定番行事】
- 春の定番行事…お花見
- 夏の定番行事…夏祭り、七夕、プール
- 秋の定番行事…運動会、紅葉狩り
- 冬の定番行事…クリスマス会、餅つき
- その他の定番行事…誕生日会
また、企画を担当する職員にとっても、
行事のネタを考えるのは大きな負担となることがあります。
普段の業務をこなしながら、
行事の企画を考え、準備するのは大変ですよね…
そこで本記事では、
定番の季節行事以外のユニークな企画を提案させて頂きます!
利用者がワクワクできるような新しい行事を企画するための
アイデアの参考になれば嬉しいです!
行事を企画する際のポイントとは?
新しい行事を成功させるには、
いくつかのポイントを押さえることが重要です。
順番に解説させて頂きます!!
利用者さんのニーズや特性を考慮
利用者が楽しめる内容であることが最優先です。
体力や興味、障害の特性に応じたプログラムを設計しましょう。
利用者さんが行事に求めるもの・ニーズとは?
利用者さんが行事に求めるものやニーズとはどんなものでしょうか
- 楽しい体験をしたい…楽しさを感じられる内容が好まれます
- 達成感を実感できる…自分で何かを「やり遂げる」体験が含まれると満足度が高いと感じています
- 特別な食事がある…行事でしか食べることができない食べ物があると参加への意欲が高まると感じています
予算や規模を事前に計画
大掛かりなイベントではなくても、工夫次第で充実した内容にできます。
限られた予算でも実現可能なアイデアを考えることが大切です。
低予算・無料で活用できる資源とは何か?
- 無料の施設・場所を活用する…公民館など
- 自然の素材を活用する…公園や野外で採取できるもの
- 無料のデジタル・オンライン資源を活用する…YouTubeなど
- 地域イベントを活用する…地域のお祭りなど
定番以外の行事アイデア15選
映画館体験 in 施設
施設内を暗くし、大型スクリーンやプロジェクターを設置して映画上映会を開催。ポップコーンやジュースを用意して本格的な映画館の雰囲気を楽しめます。
世界旅行体験
国ごとの料理や衣装、音楽をテーマにしたイベントを企画。利用者に好きな国をリクエストしてもらい、旅行気分を味わえる内容に。
アートフェスティバル
利用者が作成した絵や工作、写真を展示。家族や地域住民を招待し、作品を発表する機会を提供します。投票で賞を決めるなどの工夫も楽しい。
室内運動会
天候に左右されず、室内で安全に楽しめる運動会。玉入れや風船リレーなど、軽い運動を中心にしたプログラムがおすすめです。
スイーツビュッフェデー
職員が簡単に準備できる手作りスイーツを用意し、利用者が好きなものを選んで楽しめるビュッフェ形式のイベント。
歌や演奏会イベント
地元のアマチュアバンドや音楽グループを招待して、ミニコンサートを開催。利用者も参加できるカラオケタイムを取り入れるのもおすすめです。
懐かしの昭和デー
昔懐かしい歌謡曲を流し、レトロな雰囲気で楽しむイベント。昭和の遊びや食べ物を取り入れて、世代を超えた交流を図ります。
室内縁日
射的、金魚すくい(おもちゃの魚)、輪投げなどのゲームを用意。施設内でも縁日気分を味わえる工夫がポイントです。
ストーリーテリングイベント
絵本の読み聞かせや紙芝居を通じてリラックスした時間を提供。特に物語性のある内容は利用者の興味を引きやすいです。
DIYワークショップ
簡単な小物作りや花飾り制作など、作ったものを持ち帰れるワークショップ。季節に合わせたテーマで行うとさらに楽しめます。
プラネタリウム体験
プロジェクターを使って天井に星空を映し出し、星座や宇宙の話を楽しむプログラム。夜空を見る機会が少ない方にも喜ばれます。
コーヒーショップ体験
施設内に即席のカフェを作り、職員や利用者が一緒にコーヒーやジュースを提供。接客体験としても楽しめます。
ゲーム大会
テレビゲームやボードゲームを利用者と職員で一緒に楽しむ大会形式のイベント。参加型のプログラムが盛り上がります。
健康フェス
リラクゼーションヨガや健康測定会を実施。簡単な体操やマッサージの時間を設けても良いでしょう。
小動物ふれあいイベント
ウサギやモルモットなど、小動物と触れ合えるイベントを開催。動物好きな利用者にとって特別な時間になります。
アイデアの実現に向けてすべきこと
行事を実現するためには、計画から実施、振り返りまでの流れをしっかり押さえましょう。
- 計画
- 目的や対象者、規模、予算を明確に。
- 準備
- 必要な物品のリストアップやスタッフの役割分担を行う。
- 当日の進行
- スムーズに進行するためにタイムスケジュールを作成。
- 振り返り
- 利用者やスタッフの意見を聞き、次回の参考にする。
また、地域団体やボランティアとの連携を積極的に進めると、
負担を軽減しながらイベントの質を高めることができます。
まとめ:新しい行事で施設をもっと楽しい場所にしよう!
障害者施設での行事は、利用者の日常生活に彩りと潤いを与える重要な要素です。
マンネリ化を避け、新しい試みにチャレンジすることで、
利用者さんの笑顔を増やし、家族や地域との絆を深めるきっかけとなるかもしれません。
この記事で紹介したアイデアを活用して、ぜひ楽しくて新鮮な行事を企画してみてください。
施設全体が明るく活気づくイベント作りを応援します!
利用者さんの笑顔を引き出していきましょう!!
それでも行事のネタがない方におすすめしたいサイト
自分で行事を考えるのはもう限界!
という方もいらっしゃると思います
こんな時は「レクの専門家」のチカラをお借りするのはいかがですか?
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下の記事で詳しく解説しました!
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