障害者施設の職員として働いていると感じることがあります
それはご家族が定期的にまたは、頻繁に面会に来る利用者さんがいる一方で、
面会が全くない利用者さんがいらっしゃるという事実です
家族と面会をした利用者さんの様子をみると、
普段あまり見たことがない満面の笑顔をみせ、とても嬉しそうな表情をしているなんてこともあります
そのような様子を見ると施設で暮らす利用者にとって、
家族との面会は非常に大きな意味があると実感しています
この記事の著者について
・ 現在:障がい者施設の生活支援員として勤務
・ 職歴:福祉用具専門相談員→ショートステイの介護職→生活支援員
・ 保有資格:社会福祉士、福祉住環境コーディネーター2級、3級FP技能士
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面会に来る人とはどんな関係の人か
まず面会に来る人は、利用者とどんな関係の人が多いのでしょうか
私の経験上ですが、
面会に来る頻度が多い順にすると以下のようになります
- 利用者のご両親
- 利用者のご兄弟
- 利用者の後見人
- 行政職員
面会が少ない利用者に多い背景を考える
「なぜ面会に来れないのか」
その背景について施設での実体験をメインに、ネットでの調査をもとに考えてみたいと思います
家族が高齢である場合
これは私の経験上ですが、利用者の面会に来る方で最も多いのが、利用者のご両親です
次に、利用者さんのご兄弟です。利用者の親族である場合が圧倒的に多いです。
施設に入所している利用者さんが40代や50代であれば、
ご両親は70代や80代で高齢である可能性が高くなります
ご両親の年齢が高くなるにつれて、面会に来れる頻度が少なくなると感じています
仕事で忙しい場合
平日は仕事、土日は家族との用事などで
面会に行く時間がなかなか確保できないという家族も多くいらっしゃいます
家族が施設の遠方に住んでいる場合
家族が施設の遠方に住んでいるという場合も少なくありません
居住する地域に障害者施設があっても、入所待ちの利用者がすでに何人もいたため、
自宅から離れた施設に入所したという場合です
・参考文献「“受け入れ施設 空きがない”障害者 延べ2万2000人待機」
・URL(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240709/k10014505941000.html)
利用者が家族とのつながりを保つ方法について
面会の少ない利用者が家族とつながりを保つ方法について解説します
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